明珍火箸風鈴のネット上での口コミ評判で参考になったものまとめ

(画像は明珍火箸の鉄を使ったミニッツリピーター時計を発売したセイコークレドールのページより)
姫路の伝統工芸品であり、名産である明珍火箸風鈴について、ネット上での感想、口コミ、評判について、出来る限り調べたのですが、軒並み評判がよいですね。明珍火箸本舗で直接購入される方の間では12000円+税の「明珍火箸風鈴 上上」が人気のようです。また、中には工房で、30万円以上する貴重な玉鋼火箸(たまはがねひばし)のうねりのある音を聴けた方もいるようです。

ということで、調べていて特に参考になった口コミをここにまとめようと思います。

あっちゃこっちゃ放浪記:明珍火箸風鈴

残念ながら当主の宗理氏はご不在だったのですが、弟子である息子さんが対応してくれました。とても優しい方で、沖縄から火箸風鈴を買い求めてきたということを告げると「遠いところからわざわざ有難う御座います」と大歓迎してくれました。何種類かサンプルの風鈴を聴いて、音色が好みにあう1万2千円の物を購入、聞くとこの品が一番良く売れるとのことでした。
妙に高価格の方を売りつけることもなく好印象、直接工房へ購入に訪れる人は少ないらしく「うちは自前の販売店舗も持ってなくて、余り商売っ気無いんですわ」とおっしゃっていました。
お話してる中で、かなり手間のかかる工程で(製法は刀を作る技法と同じとのこと)、めったに出来ることのない美しい音色の火箸もわざわざ出してきて聴かせてくれました。嬉しかった(^^)
明珍火箸風鈴の工房である明珍火箸本舗で直接購入された方の口コミ感想。いくつかの種類の風鈴を聴き比べて一番良かったのが12000円のもの(明珍火箸風鈴 上上)のものとのことで、商売っ気のない工房のお弟子さん(たぶん宗理氏の息子で三男の敬三氏だと思う)も一番売れるのがこの値段のものとのこと。

明珍火箸風鈴の種類に関しては下記の記事でまとめましたが、上上のタイプの音色の動画がネット上に上がっているので、そちらも掲載しておきます。
明珍火箸風鈴の種類と音色の違い比較まとめ


日々精進:明珍火箸風鈴

先日,姫路の明珍本舗に行った話を書いたが,本日届いた.
行った時に気に入った音がした12000円の風鈴がちょうどなくて,後から送ってもらうことにしたのだった.
送料は姫路まで来てくれたからと無料にしていただいた.
7000円,12000円,18000円,30000円と4種類あったと思う.
新聞か何かで読んだ刀に使う鋼を使ったものは30万円とかするそうだ.
とても手が出せない.
音だけでも聞けるかと思ったが,基本的にないらしい.注文生産のよう.
それにしても,この風鈴は非常に音が良い.夏が来るのが楽しみだ.
明珍火箸本舗に行って12000円の風鈴(明珍火箸風鈴 上上)を購入された方の口コミ。この方も比較した上で12000円の風鈴を購入されているので、先ほどの別の方の口コミや、工房の方の話も踏まえて、聴き比べると「明珍火箸風鈴 上上」の音色が一番人気というのは本当なのでしょう。

また刀の原料の玉鋼(たまはがね)を使った火箸は明珍火箸本舗にもあるときとないときがあるようです。先ほどの方は工房で聴けているが、この方は聴けなかったようです。

このブログはコメント欄にも有用な情報があり、明珍火箸風鈴の地元姫路でも、場所によって品揃えに差があるようです。姫路駅南口のじばさんびるにある郷土名産コーナー「播産館」は品揃えが少なく、北口の山陽百貨店の方が、いろいろな種類の明珍火箸風鈴を置いているようです。


播州姫路発:飲み喰いブログ男ビール塾:『世界も注目する類なきその精妙な音色は、姫路発:伝統息づく明珍火箸風鈴なりっ!』明珍火箸本舗@姫路市伊伝居

わしが気になっている工房『 明珍火箸本舗@姫路市伊伝居 』に行ってきたのじゃ。
明珍さんは、火箸を使った風鈴を作られており音楽関係者にもファンの多い鍛冶工房じゃな。
元は中世より甲冑を作られておったが、明治維新後に火箸の製作へ変わりさらに時代の移り変わりによって、火箸が日常使われなくなった時に生まれたのがこの精妙な音色の明珍火箸風鈴じゃな。
明珍火箸本舗に行き、火箸製作の様子などを画像付きで丁寧にまとめている記事。刀の原料であり、希少な製法で作られた純度の高い鉄である玉鋼(たまはがね)を使った玉鋼火箸の音を動画として収めているのは貴重です。この通り、音にうねりが加わっているのが特徴です。


ちなみにこの玉鋼火箸は市販はしておらず、注文生産品で30万円以上します。

NHK美の壺:参のツボ 余韻にドラマあり

作曲家・シンセサイザー奏者の冨田勲さんも風鈴に魅せられた一人です。
お宅を訪ねると、宝物のように大事にしている、あるものを出してくれました。
目の前で、組み立ててくれた、これが風鈴だといいます。
その名も「明珍火箸風鈴」。
この奇妙な風鈴と出会ったのは、兵庫県の姫路の駅でした。
冨田勲さん 「僕がこの明珍の風鈴と知り合って半世紀。まだ、関西の方へ行くと、蒸気機関車が現役の頃でね。姫路の名産だっていうんでなんとなく買っちゃった。高かったですよ、結構。そういう所のおみやげにしては。それで持って帰ったら、いい音がするんでね。それからやみつきになってますけどね。」
明珍火箸風鈴のことを調べると必ず登場するのがシンセサイザー奏者であり、作曲家でもある冨田勲(とみたいさお)氏とスティービー・ワンダーが絶賛しているという話題。スティービー・ワンダーに明珍火箸風鈴の音色の良さを紹介したのも冨田勲氏であり、自身が音楽を担当する映画の効果音や、アルバムの楽曲などに度々明珍火箸風鈴の音色を用いていることからして、冨田勲氏が明珍火箸風鈴の認知拡大に果たしている役割は大きいと言えるでしょう。

その冨田勲氏自身が、明珍火箸風鈴に出会ったきっかけなどについて、自らの言葉で語っているものをまとめたNHKのこの記事は貴重かと思いましたので、ここに紹介しておきます。

なお、冨田勲氏が、明珍火箸風鈴と出会ってから40年後、風鈴の音色を忠実に再現できるデジタル録音が可能になったことで初めて作曲することができた「NHKスペシャル「街道をゆく」のテーマ曲」はこれです。明珍火箸風鈴の良さが生きている楽曲ですね。




ということで、購入された方からの評判は軒並みよいです。ちなみに、明珍火箸風鈴はすべて手作りなので、1日に30個しか生産することが出来ません。なので販売している場所も少なく、基本的には地元姫路のデパートやおみやげ屋などでの取り扱いになりますが、髙島屋オンラインストアなど、一部ネット上での取り扱いもあります。

実店舗、ネット店舗それぞれの販売情報に関しては、下記にまとめましたので、ご興味のある方はご参照いただければと思います。
明珍火箸風鈴を販売している実店舗の販売店情報まとめ
明珍火箸風鈴のネット通販を行っている販売サイトまとめ